〖蟹座シーズン:月のコラム〗

太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星。
太陽系の天体たちは、12星座をそれぞれのペースで巡ります。
太陽系の天体たちは、12星座をそれぞれのペースで巡ります。
天体にはそれぞれの働きがあり、12星座と同じように私たちと呼応しています。
また、各星座には守護星として天体が結びつけられています。
シーズン星座の守護星をピックアップして、あなたの中にあるさまざまな「私」にチューニングしていくコラム。
6月21日の夏至から蟹座シーズンが始まりました。
今回はその蟹座を守護する「月」にまつわるお話です。
月、全てを映す鏡。
月は、私たちにとって最も身近でありながら、最も神秘的な存在です。
現代のカレンダーは太陽のみの周期をもとに作られたものですが、日本でも明治5年までは太陰太陽暦が使われており、1日が新月、15日が満月でした。
昔の人々の身体は今よりも月のリズムと同期して生きており、人工の光がなかった時代には、世界中の女性がほぼ同時期に排卵と月経を繰り返していたとも言われています。
また古代ローマでは、人々の"生まれ星座"は月星座によって表され、太陽星座より重要視されていたようです。
月の満ち欠けが潮の満ち引きとなるように、約60%が水でできている私たちに月の引力が大きく関係しているのは言うまでもありません。
生命の営みという全自動で働くものを司る、月。
臓器の漢字には全て月が使われていることがそれを表しています。
月の周期や位置の変化は、私たちの無意識と呼応しているのです。
また、月の満ち欠けは再生や輪廻とも結びつけられてきました。
オーストラリア先住民のウォトジョバルク族の神話にはこんな一節があります。
「誰かが死ぬと、月がもう一度起きなさい、と言う。すると死者は蘇った。あるとき一人の老人が、死者はそのままにしておけと言った。以来、死から甦るものはいなくなった。今でもそれを続けている月という例外を除いては。」
現代において月の満ち欠けはごく当たり前のことですが、誕生〜成長〜衰退〜死のすべてが1ヶ月の間に誰の目にもみることができた月という存在を、古代の部族たちは直感的に受け取り物語を生み出していたのです。
月は地球に対して常に同じ面だけを向けて絶対に裏側を見せないところも、隠されたものの象徴として、私たちの想像力を掻き立てるのでしょう。
そんな月を、神秘学者ルドルフ・シュタイナーはこう表現しました。
「太陽の光だけてなく、宇宙全ての光を反射している。」
月は、全てを映す鏡であると。
肉体、感情、母親、幼少期...人間としての基盤を示すその一方で、直感的で神秘的で全てと繋がる宇宙の母でもある月。
満月のとき、月が顔を地球に向けて輝かせている背後は、暗闇に沈んでいます。
そのように月には二重性があり、二つの原型を持っているようです。
またシュタイナーはこうも言っています。
「月の内側に入るには、自らを静かにする必要がある。」
これは、どういうことでしょう??
月は、感情パターンや心の癖、育んできたものや今でも安らぎを与えるもの、同時に断ち切るべき臍の緒も示します。
月という鏡が映し出すものに反応せずに、鏡そのものを感じてみる。
自分が何に反応してどうしてそれを反射反応してしまうのか。
それに気づいたとき、あなたの月の裏側、本当の素顔が見えてくるのかもしれません。
月という鏡は、そんな問いかけも促す存在なのかもしれませんね。
月は太陽の光を反射して輝きますが、不思議なことに月光に照らされた部分の温度は、照らされていない暗い部分よりも低くなるそうです。
太陽は熱し、月は冷やす。
そんな対局にある太陽と月は、地球からはほとんど同じ大きさに見えることによって、日食や月食という現象が起こります。
これは奇跡とも、宇宙の設計とも言えるかもしれません!
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次回のコラムは獅子座シーズンが始まる7月23日に更新。
月のパートナーである「太陽」についてのコラムです!お楽しみに♡