今のシーズン星座《獅子座》について
誰もが生まれたときに12星座のエネルギーを体に宿します。
そのため太陽星座や月星座が示す星座だけに限らず、誰の中にも12の星座の性質があります。星座のシーズンに合わせて、あなたの中にあるさまざまな「私」にチューニングしていくコラム。
現在の獅子座シーズン(今年は7/22~8/22)は、あなたの中の獅子座が活発になるとき。
今回は獅子座にまつわるお話です。
獅子座の女から学ぶ、創造性と肯定力。
1年で最も太陽が高く輝くアツい季節は、心の火を灯し自らを輝かせるタイミング。
獅子座は“I create”や“I will”という言葉に表され、創造性や意志を象徴します。
「私はこれが好き」「私はこれをしたい」「これが私だ」
そんな情熱や喜び、表現力や肯定力が獅子座の持つエネルギー。
獅子座という星座にはもともと自信というギフトが与えられているため、それはおおらかな雰囲気や堂々とした姿に映ります。また楽しむことや遊ぶことが得意です。
でも“自分を信じる”とか“人生を楽しむ”って、簡単そうで案外むずかしかったりしますよね。
今回は獅子座生まれの女性たちの言葉から、そのヒントをもらってみたいと思います。
ココ・シャネルは、世界的な獅子座のアイコンともいえる存在。
「私は流行を作っているのではない、私自身が流行そのもの。」
という有名な言葉は、まさに“王者”の獅子座らしいセルフイメージですよね。
「私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。」
現代はたくさんあるものから選べる自由があります。
でも、無いからこそ生み出そうとするのが創造の始まりで、本当の自由なのかもしれません。
「自分が好きじゃないことにはすべて反対のこと、つまり私の好きなことがあるのだと思うことによって、私は自分の人生を切り開いてきた。」
孤児として育った幼少期から自分の世界を創造するまでに、他人からの期待や批判ではなく自分の美意識を信じ抜いて“好き”を探し続けたシャネル。
きっと孤独や葛藤と共に育まれた“自分の光を照らし続けた”自信が、揺るぎない自尊心となったのでしょう。
ファッションデザイナーとしてだけでなく、そんな彼女の生き方そのものが、時代を超えて今も人々に大きな影響を与えているのですね。
現代の日本に舞台を移します。
女優、司会者、作家など多くの顔を持つ、表現者の黒柳徹子さん。
「いつも毎日楽しい何かがあると思っている。」
そう思って生きている徹子さんは、90歳を過ぎても若々しく活力に満ちています。
遊び心が溢れ出しているような個性的なスタイルは、こちらの気持ちまでウキウキさせてくれますよね。
中でも半生を綴った『窓ぎわのトットちゃん』は、獅子座の核心——“私は私”を強く感じさせてくれる温かな一冊。そして徹子さんのベースにある自己肯定感は、子供時代に大人から受け取った言葉が大きく影響していることもわかります。
「人のために灯りを灯せば自分の前も明るくなります。人のためにしたことは自分に返ってくるということです。」
誰に対しても丁寧に敬語で接しつつ、相手の心を開かせ生きた会話を生み出す天才。
自尊心が相手への尊敬となり、人生を楽しもうとする姿勢がどんな人からも面白さを引き出す技術となり、それはまた徹子さんの楽しさや喜びとして循環されているのでしょう。
シャネルも徹子さんも、独立した女性として輝く存在。
彼女たちの言葉にはそのエッセンスがたくさん詰まっています。
そして二人の生涯や半生は、物語として世に出されました。
もれなく私たち全員の人生も、すでに一つ自叙伝。
憧れの存在も苦手なあの人でさえも、あなたの自叙伝を彩ってくれる登場人物です。
私たちひとりひとりが太陽のように、自ら輝くことで周りに光を与えられる存在。
その“あなたという星”を輝かすことができるのは、この世界で唯一あなただけ。
私の人生の主役は私。
私が目覚めたら開演し、私が眠れば幕は下りる。
それが獅子座の世界観。
あなたはこの人生を、この夏を、この一日という舞台を、どう楽しみますか?